
皆さんこんにちは!震災後Uターンして水産の世界に飛び込んだヒロヨシです。
突然ですが、宮城を代表する郷土料理、『はらこ飯』はご存知ですか^^?
はらこ飯とは、鮭のアラで炊いたご飯の上に鮭の身とイクラを乗せた郷土料理です。
言うなれば鮭の親子丼。
最近テレビでも何かと話題になる事も多いので、知名度も上がってきましたね♪
弊社でも加工しているはらこ飯ですが、何時が一番美味しいんでしょうか?
その歴史は?
今回はそんな事をご紹介いたします!
目次
はらこ飯とは?
秘密のケンミンSHOWでも特集された絶品郷土料理

はらこ飯は、宮城が誇る絶品郷土料理です。
読売テレビ・日本テレビ系のバラエティ『秘密のケンミンSHOW』でも紹介されました^^
宮城といえば牛たんがまず上がる所ですが、その双璧として有名なのですよ。
地元のスーパーではシーズンになると、材料が全てセットになった「はらこめしセット」を一斉に販売するので、家庭でも普通に食べられています。
見た目だけでもすっごく美味しそうですよね♪
では、次の章からはもうすこし突っ込んだ話をしていきましょう!
はらこ飯の基礎知識

はらこ飯とは、
・鮭の身とアラを醤油等の調味料で煮込み、
・その煮汁で炊いたご飯を炊き、
・そのご飯に煮た鮭の身とイクラを乗せた、
宮城県亘理地域の伝統的な郷土料理です。
言うなれば「鮭の親子丼」。
はらことは、鮭の腹の子、
つまりイクラの事だったのです♪
味の決め手はは鮭を煮る際にアラも入れているところ。
鮭の出す繊細な出汁、柔らかく煮た身、そしてプチプチのイクラが丼の上で絶妙なハーモニーをつくりだし、一度食べたら忘れられない味です♪
季節・旬・時期

はらこ飯は川を遡上する「秋鮭」でつくります。
したがって、旬の時期は秋~冬。
月にすると、10月初冬から12月までです。※鮭の水揚げ状況によります。
秋鮭は川を遡上するためにたっぷりと脂を蓄えているので、とった出汁には脂がぶわっ!!
是非旬の秋鮭で作ったはらこ飯を食べていただきたいです^^
伊達政宗も愛した?はらこ飯の歴史

はらこ飯は、宮城県亘理地方の郷土料理です。
亘理地区には一級河川の阿武隈川があるため、昔から漁業が盛んで、はらこ飯は漁師の祝い飯として食されていました。
阿武隈川の鮭は品質が良く、古くは将軍家にも献上していたそうですよ。
この亘理地区は伊達三傑(伊達政宗の家臣の中でも特に功績が大きかった3人)の一人、伊達成実が治めていたので、
伊達政宗にも非常にゆかりのある城下町でした。
河川工事の視察で亘理に訪れた伊達政宗が、漁師から献上されたはらこ飯を食べたところ、その大変美味な味に驚いたと言われています。
自分の故郷の美味しいものを外の人に話したくなる気持ち、わかりますよね~^^
はらこ飯の作り方

はらこ飯の基本的な作り方は、
① アラを水、醤油、酒で煮る
② 煮立った①に身を入れ、火が通ったら上げる。
③ ②で出来た出汁汁でご飯を炊く。
④ ご飯が炊けたら器に盛り、②で作った身とイクラを乗っけて完成!!
ととってもシンプルです!
これならご家庭でも作れますね^^
はらこ飯の駅弁
旅行やお仕事で気になるのは、駅弁ですよね^^
はらこ飯は宮城の誇る郷土料理でせすので、もちろん駅弁の販売もしておりますよ~♪
宮城海の輝き~紅鮭はらこめし

仙台駅で買えるコチラの駅弁。
鮭は紅鮭を使用。
お米も宮城県産のひとめぼれを使っているので、是非仙台に訪れた際は召し上がっていただきたい一品です♪
○価格 1,100円
○販売駅 仙台駅※時期により異なります。
○お問合せ 株式会社日本レストランエンタプライズ(022-227-1288)
鮭はらこめし

創業明治23年創業の老舗ブランドが贈るはらこ飯弁当です。
コチラは紅鮭ではなく銀鮭を使用。
仙台駅以外でも取り扱っている場合が多いので、見かけたら是非買ってみて下さいね!
○価格 1,100円
○販売駅 仙台駅 盛岡駅※時期により異なります。
○お問合せ 株式会社ウェルネス伯養軒 仙台支店(022-382-8940)
まとめ
宮城が誇る絶品郷土料理のはらこ飯、いかがでしたか^^?
古くから残るのには理由があります!
是非宮城に来た際には召し上がってみて下さいね~♪♪
それでは良いお魚ライフを~>゚))))))))))))))))>=<

水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!