こんにちは!震災後Uターンして水産の世界に飛び込んだヒロヨシです。
皆さん、キンキはご存知ですか^^?
真っ赤な見た目をした、なんだかカッコいいお魚ですね♪
キンキは、正式名称をキチジといって、お魚好きなら誰しもが知っている超が付く高級魚です。
かつては、大量に水揚げされて肥料にもなっていたキンキですが、今やメディアがこぞって特集する人気魚種になりました。
今回はそんなキンキの魅力に迫りたいと思います♪
目次
キンキとは
キンキの基本情報
キンキは、スズキ目カサゴ亜目キチジ科キチジ属のお魚です。
正式名称はキチジ。
地方名では、メンメ、キンキン(北海道)、アカジ(東北、茨城県)、メイメイセン(釧路)、メイセン(岩手県)等があります。
赤い魚の中でも最上級の魚で、東北のキンキ、西のノドグロと二分されている超が付く高級魚です。
TVなどのメディアで特集される事も多いため、お魚の中では知名度が高いほうではないでしょうか。
かつては大量に獲れ、肥料として使われる事もあったらしいです。(今では考えられませんね^^;汗)
柔らかい白身にはたっぷりと脂を蓄えており、お口の中でとろける味わい(なんとタンパク質より脂質の含有量が多いらしいですよ)。
また皮、皮と身の間にも旨みが多く、値段以上の満足感を得られるお魚です。
栄養素も多く、
・青背魚(イワシ・アジ・サバ・サンマ等)と同等以上の多価不飽和脂肪酸、
・活性酸素の攻撃から細胞膜を守るビタミンE
・ミネラルの銅
・抗酸化作用を持つアスタキサンチン
を含んでいます。
値段
キンキは超が付く高級魚です。
大型のブランドキンキを東京のお店で食べようと思えば、1尾で¥10000を超える事もあります。
※水産の世界は相場によって値段が変わるため、目安としてお考えください。
サイズの小さいものは比較的安価で食べる事が出来ます。(それでも普通のお魚と比べるとお高いですが、、)
また、海外から輸入されたものや、近種のアラスカキチヂ等は値段がぐーんと下がるのでお買い得です。
産地
キンキの産地は主に、
北海道、青森、岩手、宮城、福島(震災前)が大半を占めています。
その中でも水揚げ量が最も多い所が北海道。
なんと全国の水揚げの半分以上を占め、全国に名を轟かせています。
ブランドキンキの釣キンキ
北海道網走漁港では釣キンキの名でブランディングを行っています。
なんと登録された4隻の船(第21万泰丸、第36照福丸、第56万泰丸、第58勝喜丸)で獲れた網走沖産キンキのみが"釣キンキ"として流通しているのです。
傷が少なく、水揚げされてから直ぐ船上で箱詰めされるので、鮮度、質ともに最上級のキンキです。
食べ方と料理法
煮付け
キンキといったら、まず煮付けです。
柔らかい身は箸で簡単にほどけ、お口の中でじゅわっと甘みのある脂が広がります。
煮汁に浮いた脂が食欲をそそります、、。
この煮汁をご飯にかけて食べるのもオススメですよ^^
当店にてキンキの煮付け販売しています!
刺身
鮮度のよいキンキが手に入ったら、お刺身で食べてみましょう!
オススメは皮霜作り。
湯引きにすると皮と身の間にゼラチン質ができ、違った食感と旨みを味わう事ができます。
干物
脂の多い魚なので、焼き物にしても最高です。
皮の旨みと甘い脂のコンビネーションは唯一無二の味!
湯煮
北海道の東部沿岸地域の郷土料理です。
水から茹でたキンキに、ウスターソース(中濃ソース)・醤油をかけただけの超シンプル調理。
キンキの旨みを存分に味わう事ができます。
まとめ
高級魚のキンキ、いかがだったでしょうか^^?
超が付く高級魚なので中々食べられないのお魚ですが、見かけたら是非トライしてみてくださいね!
好きなお魚ランキングが変動する事間違い無しですよ~♪
それでは良いお魚ライフを~>゚))))))))))))))))>=<
水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!