子供も大人も楽しめる!拾った貝殻でできる工作のアイデアと注意点

こんにちは!お魚大好き女子大生の鈴木ひらです。

みなさんは、砂浜に行って貝殻拾いをすることはありますか?
子供たちは特に、綺麗な貝殻を見つけると記念に持ち帰りたくなるんじゃないでしょうか。
私は大学生になった今でも、綺麗な貝殻や珍しい貝殻に出会うと、ついつい拾って帰ってしまいます…。

もちろん、貝殻拾いは大人でも楽しめます
家族旅行やデートなど、思い出深い日に拾った貝殻は、後から見返すたびに記憶も一緒に蘇ってくるのが良いですね。

綺麗な貝殻はそのまま眺めているだけでも素敵ですが、せっかくなら、何か作品にしてみるのはいかがでしょうか?
本記事では、子供から大人まで楽しめる、思い出作りにピッタリな貝殻工作についてご紹介します!

いろいろな貝殻工作

まずは、貝殻を使ってできる様々な工作のアイデアをご紹介していきます!

小さな貝殻で

フレーム

絵や写真などのフレームに貝殻が飾ってあると、一気に夏っぽい爽やかな印象になりますね!
フレームに貝殻を貼り付けていくだけなので、簡単に作ることができます。

材料
・小さな貝殻(数十個ほど)
・100均などのフォトフレーム
・接着剤

作り方
1. 色や大きさのバランスを見ながら、フォトフレームの上に貝殻を配置する
2. 配置が定まったら、接着剤で貝殻をフレームに接着していく

貝殻の配置をよく考えてから接着すると、バランスの良いお洒落なフレームになりますよ!

リース

リースもフレーム同様、土台に貝殻を貼り付けるだけで簡単に作ることができます!
色とりどりの貝殻は、リゾートにいるかのような非日常感を醸し出してくれますね。

材料
・小さな貝殻(数十個ほど)
・リースの土台
・接着剤

作り方
1. 色や大きさのバランスを見ながら、リースの土台の上に貝殻を配置する
2. 配置が定まったら、接着剤で貝殻をフレームに接着していく

貝殻を満遍なく配置しても良いですし、あえて下の方に集中させても素敵かもしれません。
紐の付け根部分に、リボンなんかをつけても可愛いですね!

ジェルキャンドル

「ジェルワックス」という蝋(ろう)を使って作るジェルキャンドルは、海のような透明感があり、貝殻ととてもよくマッチします!

材料
・小さな貝殻(数個ほど)
・ジェルワックス
・キャンドルカラー(お好みの色)
・キャンドルウィック
・砂(カラーサンドでも)
・耐熱性のガラス瓶(口が広いものの方が作りやすい)

作り方
1. ホットプレートなどを使い、ジェルワックスを180℃~200℃の温度で溶かす
2. 完全に溶けたら120℃ほどまで下げ、温度を一定に保った状態でキャンドルカラーを入れ、色付けする
3. キャンドルウィックの金具部分に少量のワックスをつけ、ガラス瓶の底に固定する
4. ガラス瓶に砂を入れ、貝殻を好みの位置に置く
5. キャンドルウィックがまっすぐになるよう、割り箸などで先端を固定する
6. ジェルワックスをガラス瓶に流し入れる
7. しばらく常温で放置し、ジェルワックスを固める

砂やジェルワックスの色、貝殻の配置などを変えることで、オリジナリティのある作品ができそうですね!
材料は100円ショップなどでも手軽に入手できますよ〜

動物の貝細工

貝殻には、二枚貝から巻貝まで様々な形のものがあります。
それぞれの形の特性をうまく活かしながら貝殻をくっつけていくと、シーサーや動物を作ることもできてしまうんです!

材料
・小さな貝殻(適量)
・接着剤
・手芸用の目のパーツなど

作り方
型にはまらず、ぜひ自由な発想で作ってみてください!

モビール

風や衝撃でくるくる、ゆらゆらと回転する姿が素敵なインテリア、モビール。
色を基調とした淡い色の貝殻などを、細い流木の枝に吊るすと、とっても趣のある作品になります!

材料
・小さめの貝殻やサンゴ(十数個〜数十個ほど)
・小さめの流木
・タコ糸などの紐

作り方
1. 等間隔になるよう、紐に貝殻をくくりつけていく
2. くくりにくい貝殻は、紐がギリギリ通るくらいの穴を開け、紐を通してから結び目を作ることで固定できる
3. これを二つ作る
4. 貝殻をくくりつけた紐を、バランスをとりながら流木の両端にくくりつける
5. 流木の真ん中あたりの、モビール全体が安定する場所に新たな紐をくくりつけ、かけ紐にする
6. 1~5の手順で作ったものをいくつか組み合わせ、バランスをとりながら大きな流木にくくりつけると、より複雑な作品ができる

貝殻の重さや紐の位置などを考えながら、バランスの良いモビールを作りたいですね。

アクセサリー

とても小さな貝殻は、アクセサリーに向いています!
ピアスなんかにしてみても、夏らしくて爽やかなデザインになりますね。

材料
・小さな貝殻(1個〜数個ほど)
・ビーズなど(お好みで)
・ピアスパーツやイヤリングパーツ
・丸カンやTピン(デザインによってお好みで)

作り方
1. 貝殻に小さな穴を開け、丸カンやTピンなどを通す
2. ビーズにも丸カンやTピンなどを通す
3. 丸カンを使い、貝殻とビーズのパーツ組み合わせたり、連結させる
4. 丸カンを使い、連結させたパーツをピアスパーツやイヤリングパーツにつける

既存のイヤリングやピアスなどを参考に、オリジナルの作品を作ってみてください!

UVレジンを使っても、少し手の込んだ素敵なアクセサリーを作ることができます!

大きな貝殻で

キャンドル

大きな巻貝などは、中に蝋(ろう)を流し入れるだけでも素敵なキャンドルになります!

材料
・大きめの貝殻
・キャンドルワックス
・クレヨン(お好みで)
・キャンドルウィック

作り方
1. キャンドルワックスを湯煎で溶かす
2. 色をつけたい場合は、クレヨンをカッターなどで削り、粉状にしたものを加えて着色する
3. キャンドルウィックの金具部分にワックスをつけ、貝殻の中心部に固定する
4. 貝殻にキャンドルワックスを流し入れる

使わないろうそくなどを使っても作ることができます!
キャンドルウィックを購入する手間も省けますね。

二枚貝を使うと、また違った雰囲気の可愛らしいキャンドルを作ることができます。

アクセサリートレイ

イタヤガイやホタテガイのような形の貝は、指輪やイヤリング、ピアスなどの小さなアクセサリーの置き場所に最適です。
UVレジンや小さな貝殻を使って自由にアレンジしても素敵ですね。

材料
・大きめの二枚貝
・小さめの貝殻やガラス細工など(お好みで)
・リボンなど(お好みで)
・UVレジン
・UVライト

作り方
1. 大きめの二枚貝の中に小さめの貝殻やガラス細工などを配置し、UVレジンを流し入れる
2. UVライトで固める
3. 貝殻の付け根部分にリボンなどをつけても良い

上に置くアクセサリーの種類やデザインに合わせて、可愛くて実用的なトレイにするといいかもしれません。

プランター

あまり他にやっている方はいらっしゃいませんでしたが、我が家では拾ってきたアカニシの貝殻を観葉植物のプランターとして使っています。
底穴を開けるだけで、あとは普通の植木鉢と同じように使うことができますよ!

材料
・大きめの巻貝
・植物に合った土
・植物

作り方
1. 巻貝が安定する位置を探し、底の部分に鉢底穴を開ける
2. 貝殻の中に土を入れ、植物を植える

貝殻の大きさには限界があるので、ツメレンゲなどの小さな多肉植物のプランターにもってこいです!

工作を始める前に!安全に楽しむための下準備

海で拾ってきた貝殻には、砂汚れや細菌、臭いなどが付いている恐れがあります。
そのため、使う前にきちんと洗って、殺菌することが望ましいです。

洗う

砂浜の貝殻には砂がたくさんついているので、まずは水洗いでしっかり落としましょう。
凹凸の間に挟まった砂などは、歯ブラシなどを使って落とすと良いでしょう。

※注意
巻貝は、少し洗っただけでは渦巻きの奥に溜まった砂がなかなか落ちてくれません。
水を張った洗面器の中に沈めるなどして奥まで水を行き渡らせ、何度かすすぐことで、しっかりと洗い流すことができます!

煮沸処理

次は煮沸による殺菌処理です!この工程で臭いも取り除くことができます。
手順は非常に簡単です。

  1. 水を張ったお鍋を火にかけ、沸騰させます。
  2. 貝殻を入れます。
  3. 5分〜10分煮ます。
  4. 貝を取り出し、よく乾かします。

乾かしが足りないとカビなどの原因となりますので、しっかりと乾かしましょう。
巻貝などは、奥の方が乾くまでに少し時間がかかりますが、気長に待ちましょう~

どうやって貝殻を接着するの?

貝殻の接着には、グルーガンがとても簡単でオススメです。
熱くなるのでお子さんが使う際には気をつけなければいけませんが、とても使いやすく、乾いても半透明で目立ちません!
ダイソーやセリアなどでも売っているので、簡単に手に入ります。

グルーガンをお持ちでない場合は、木工用ボンドなどの接着剤でも簡単にくっつけることができます!
乾くまで少し時間がかかりますが、火傷を気にせず作業できるのが利点です。

どうやって貝殻に穴を開けるの?

アクセサリーやモビール、プランターなどを作る時は、貝殻に穴を開ける必要があります。
貝殻に穴を開ける方法はいくつかあるので、道具ごとにご紹介していきます!

ミニルーター

時間   …◎
価格   …○
オススメ度…◎

ミニルーターは、先端が高速回転してガラスや金属、木材などを削ったり、彫ったりできる電動工具です。
百円ショップなどでも販売しており、相場は600円~700円とお手頃です!
短時間で穴を開けることができるので、オススメの工具です。

電動ドリル

時間   …◎
価格   …△
オススメ度…○

電動ドリルでも、短時間で貝殻に穴を開けることができます!
しかし、物にもよりますが相場が数千円ほどなので、DIY初心者の方や、他に使うあてのない方にはちょっとハードルが高そうです。

ピンバイス

時間   …△
価格   …○
オススメ度…○

手動で穴を開けることになるので、どうしても時間はかかってしまいます…。
しかし、必ず穴は空きます
これで厚さ3mm以上の貝殻に穴を開けた経験のある私が保証します。諦めずに頑張りましょう!
手動なので初心者でも使いやすく、怪我の危険性も少ないのが利点です。

画鋲やハサミを使う

時間   …△
価格   …◎
オススメ度…×

最もお勧めできない方法です。
薄い貝殻なら頑張れば穴を開けることができますが、道具本来の用途とは異なる使い方なので、怪我や道具の破損につながります。
安全に工作を楽しむためには、上記のいずれかの工具を購入することをお勧めします!

抜け道:ツメタガイ

時間   …◎
価格   …◎
オススメ度…?

時間もお金も労力もかからない究極の穴あけ…それはツメタガイに委託する方法です。
ツメタガイとは、貝殻に穴を開けるという大変な作業を、自然界でやってのけてしまうすごい貝です。(詳しくはこちらの記事をご参照ください)

拾ってきた貝殻に、ツメタガイがすでにちょうどいい場所に穴を開けてくれていたら、ラッキーです!そのままありがたく利用させてもらいましょう。
(実際に私がプランターとして使った貝殻は、ツメタガイがちょうどいいところに穴を開けてくれていたので、そこを広げて鉢底穴にしました。ありがとうツメタガイ!)

まとめ

いかがでしたか?

貝殻を使えば、可愛らしい小物から実用的なインテリア、クリエイティブなアート作品まで、幅広い工作が楽しめます!
あまり大掛かりな工具を使う必要もないので、子供と一緒に楽しむにももってこいですね。

気になるアイデアがあったら、ぜひお家にある貝殻や、今度お出かけした際に拾った貝殻で実践してみてください!

それでは、素敵なお魚ライフを〜

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