しじみの砂抜き・美味しい食べ方を解説!

皆さんこんにちは!相馬のおんちゃまオンラインショップ、店長の高橋です。
今日はしじみについて書いてみようと思います。

しじみは二枚貝の中でも、もっともポピュラーな部類ですよね。
味噌汁はレトルトパック等でも販売され、お弁当のお供にしている方も多いのではないでしょうか。

私も二日酔いの時には良くお世話になります。(笑)

そんなシジミですが、実はおススメな食べ方が他にも沢山あります!
濃厚な出汁が出る貝なので、お料理次第では驚くほど化けるんです。

今回はそんなシジミの基本情報、下処理、食べ方等をご紹介しようと思います。

しじみの基本情報

日本の食用シジミは、ヤマトシジミ、セタシジミ、マシジミの3種類水揚げされますが、流通されるシジミの殆どがヤマトシジミです。
なので、今回はヤマトシジミに絞ってご紹介いたしますね。

しじみとは

しじみは、マルスダレガイ目シジミ科に属する二枚貝です。
塩水と真水が混ざり合った汽水域の泥地に生息し、浅瀬で簡単に獲れるので、昔から庶民に愛されてきました。

寿命が10年以上ある、長寿な貝としても知られています。

うまみ成分の1種とされるコハク酸、タウリン等を多く含んでいる他、鉄分やオルニチン等、体にいい栄養を沢山含んでいます。
オルニチンは二日酔いに良いとされ、しじみを使った健康食品なども数多く販売されてますよね。

環境破壊が如実に出る汽水域に生息している為、近年では漁獲量が落ち込んでいます。

「土用シジミ」の別名があるヤマトシジミは、夏が旬です。
※産地によって異なります。

主な有名産地

河口等の汽水域ならば国内のいたるところで水揚げされるしじみですが、その中でも突出して水揚げが多い地域をご紹介します。

島根県宍道湖

「日本一のしじみ」とよく称される事で有名な宍道湖。
宍道湖は、海水と河川の水が交じり合う汽水湖です。

潮の満ち干きによって塩分濃度が変わるため、内臓の発達した美味しいしじみが獲れるといわれています。

青森県十三湖

宍道湖と同じく、汽水湖で知られる十三湖もしじみの一大産地として知られています。
太宰治の小説「津軽」にも登場しているそうですよ。

白神山地から注ぐ岩木川が運ぶ栄養分が、しじみにとって最高の環境になっています。

北海道網走湖

海抜が0mの場所にあるため、満ち潮になると海水が逆流する湖の網走湖。
こちらはサイズ管理が徹底されており、23mm以下のしじみは戻されてしまいます。

その為、市場に出回るサイズはとても大きく、身も楽しめるものとなっています。

基本の砂抜きの方法

アサリ等と比べると砂は比較的少ないしじみですが、砂抜きをすると更に食感が良くなります。
生のしじみを砂抜きする際のちょっとしたコツをご紹介します。

真水では無く、塩水を使う

真水で砂抜きをすると良く言われますが、実は薄い塩水を使う方が正解です。
真水を使うと、浸透圧の影響で旨み成分が外に流れ出てしまう為です。

旨みを流出させない為に、0.5%ほどの塩水を使いましょう。

しじみは重ねない

しじみを重ねると、上のしじみが出した砂を下のしじみが吸い込んでしまいます。
重ならないように、薄く敷きましょう。

底から若干浮かす

砂抜きをしていると、不純物や水質が悪くなった水が底にたまります。
しじみが再度吸い込まないように、ザルや網などで底上げをしてあげましょう。

蓋をして常温で3~5時間置く

しじみが水を飛ばすことがあるので、蓋をしてあげましょう。
夏ならば3~4時間、冬なら4~5時間が目安です。

しじみの冷凍

しじみは冷凍すると旨みが増す、とよく言われます。
それは、冷凍によってしじみの細胞が壊れ、旨み成分が抽出されやすくなっているためです。
出汁を楽しみたいしじみの旨みが出やすくなるのは嬉しいですよね。

アサリ等も同様ですが、沸騰したお湯、熱いフライパン等、高温から一気に加熱すると口が開きやすいのでお試しあれ。

食べ方レシピ

味噌汁

しじみ、と聞いてまず想像するレシピが味噌汁ですよね。
しじみの出汁と味噌の風味が、他の味噌汁には無い唯一無二の味わいを楽しめます。

>動画レシピはコチラ

吸い物

味噌汁に次いで、よく食べられるのがお吸い物です。
純粋なしじみの出汁が楽しめるので、味噌汁に飽きたらコチラをお試ししてはどうでしょう。

ラーメン

しじみの産地である青森や北海道でも有名なしじみラーメンです。
中華スープの素を使えばパパっと簡単に作れるので、一人ランチなどにもおススメですよ。

パスタ(ボンゴレビアンコ)

一般的にはアサリで作られるボンゴレビアンコですが、しじみで作っても美味しく召し上がれます。
しじみの出汁とガーリックがパスタに絡んで最高ですよ!
材料もパスタ、白ワイン、にんにく、しじみがあれば作れるので、とても簡単です。

>動画レシピはコチラ

まとめ

しじみの下処理と食べ方をご紹介してみましたが、如何だったでしょうか。
職業柄、しじみを沢山食べますが、以外と飽きないのがしじみの魅力だと思います。

二日酔いのときはしじみの味噌汁を食べたくなるし、一人ランチのときに冷凍庫にしじみがあるととっても便利です。
パスタ、ラーメン等は実際に僕も一人ランチ食べてます。

とっても便利なので、毎日の食卓にしじみを仲間に入れてあげてはいかがでしょうか。

それでは、良いお魚ライフを~!

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