![えんがわを魚屋が解説 | お寿司の定番は何の魚?](https://somanoonchama-mag.com/wp-content/uploads/2020/02/engawa.jpg)
皆さん、こんにちは!魚屋の高橋です。
えんがわって美味しいですよね。
今や回転すしの定番となっており、好物の方も多いのではないでしょうか。
コリコリ食感で、噛めば噛むほど甘い脂がお口に広がって、とっても美味しいですよね。
そこで気になるのが、エンガワの正体。
回転寿司のエンガワは、意外なお魚だったのです。
今回はそんなエンガワについて特集したいと思います!
目次
エンガワとは
エンガワの基本情報
![エンガワ](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa2.jpg)
そもそもエンガワとは何なのでしょうか?
コリコリとした食感、噛めば噛むほど染み出す旨みと脂。
ちょっと他のお刺身とは一線を画す食味ですよね。
このエンガワの正体は、なんと『ヒラメやカレイ』の根魚です。
「ヒラメ?カレイ?食べたことあるけど、全然違うよ」
と思う方もいらっしゃいますよね。
特に食感が全く違うのではないでしょうか。
その食感の違いは、部位の違いにあります。
![ヒラメの部位](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa3.jpg)
スーパーなどで見かけるヒラメのお刺身は黄色い部分、 それに比べ、エンガワは赤い部分です。
![エンガワ部位](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa4.jpg)
この部分はヒレを動かす部位なので、あの独特なコリコリ食感が生まれる訳ですね。
1尾から4貫分(お寿司換算)しかとれないので、とても貴重な高級品です。
回転寿司はカレイのエンガワ
最近では大型の回転寿司チェーンでもエンガワが気軽に食べられるようになってきました。
高級品のエンガワを安く食べられるのはとても嬉しい事ですね。
しかし開店寿司のエンガワは、ヒラメでは無く、カレイのエンガワが使われています。
1匹数千円するヒラメから4貫しか取れないのでは、商売になりませんよね(笑)
カレイの中でも、エンガワが沢山とれる大型のカレイが使われます。
その中でもカラスガレイ、オヒョウが代表種です。
![カラスガレイ](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa5.jpg)
![オヒョウ](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa6.jpg)
どちらもヒラメよりキロ単価が安く、大型なので大量のエンガワをとる事ができるのです。
味の違い
ヒラメとカレイのエンガワを比較すると、やはり前者の方が味が良いです。
カレイは脂が強く大味に対して、ヒラメは程よい脂で上品な旨味を持っています。
エンガワの食べ方
寿司
![エンガワ寿司](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa9.jpg)
一番の定番は、やはりお寿司ですね。
コリコリの食感と、噛めば噛むほど染み出る旨みと脂。
ヒラメ、カレイ、どちらとも大変美味しくお召し上がりいただけます。
炙り
![](https://somanoonchama-mag.com/wp-content/uploads/2020/02/AdobeStock_304015575-1024x768.jpeg)
エンガワは身に比べ脂の含有量が多いので 、 炙りもおすすめです。
炙ることで脂が染み出し、よりジューシーな食味を楽しめます。
暖かいうちにお口の中に放り込めば、お口の中で脂がジュワ。
おすすめです。
キムチ
![エンガワキムチ](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/engawa11.jpg)
知る人ぞしるコチラのキムチ。
魚介のキムチを、本場韓国ではポッサムキムチというらしいですね。
焼酎のあてにピッタリです。
まとめ
今回はエンガワのお話でしたが、いかがでしたか。
ヒラメのエンガワを食べられる所って実はすっごく限られているのですよ^^;汗
これを機に、是非美味しいエンガワを食べて下さいね♪
それでは良いお魚ライフを~>゚))))))))))))))))>=<
![高橋大善](https://somanoonchama.pigboat.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSCF6911-scaled.jpg)
水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!