白身魚フライの正体と弊社の拘り

こんにちは!相馬のおんちゃまオンラインショップ、店長の高橋です。
僕は白身魚のフライが大好きです。
最近ではコンビニやお弁当屋さん、ファーストフード店などで気軽に食べられるので、好物の方も多いのではないでしょうか。

白身魚のフライ、美味しいですよね!
しかし、私たち魚で生きる人達の白身魚フライは、想像を絶する美味しさなんです。

今回は、一般的な白身魚フライと、美味しい白身魚フライの違いをご説明できればと思います。

白身魚フライになるお魚達

まず一般的な白身魚フライの原料から見てみましょう!

 ホキ


主にニュージーランド、オーストラリアから輸入されるこのお魚。
見た目の意外性もあり、知っている方も多いのではないでしょうか。
価格の安さが魅力で、殆どが加工食品の原料になります。
しかし乱獲の為に最近は入荷量が少なくなっているというお話も、、。

メルルーサ


メルルーサは、タラ目メルルーサ科の海水魚の総称です。※写真はニュージーランドヘイク
英名はヘイク(Hake)で、ケープヘイク、アルゼンチンヘイク、ニュージーランドヘイクなど13種。
癖が全く無いお魚で、学校給食にも登場していました。

スケソウダラ

明太子の原料はこのお魚の卵です。
身はカマボコ等の練り物になる事が多いですが、近年漁獲量が減っています。
国産は北海道や青森、三陸、
輸入はアメリカ(アラスカ)、ロシア等からやって来ます。

マダラ


弊社のタラフライはこちらの原料を使っています。
とっても食いしん坊のお魚で、『たらふく(鱈腹)食べる』の語源になったお魚です。
お腹を捌くと、中からサバやアジが沢山でてきます( 笑 )


タラの白子は、主に本種の白子を指しており、冬のタラチリになったりします。

味の違いの謎


海外産のホキもメルルーサも、国産のスケソウダラもマダラも、本当はどれも美味しいお魚です。
水揚げされたばかりのものを、水揚げされた場所で食べれば、その差はほんの僅かでしょう。

では何故私たちが食べる白身魚のフライは美味しいのでしょうか。
その謎を次のセクションで解明していこうかと思います。

以外と意識していない『冷凍回数』

皆さんは食品の冷凍された回数って意識された事はありますか?

もし意識している方がいらっしゃれば、超がつく食通か、同業者でしょう(笑)

海外原料と国産の原料の大きな違いは『冷凍回数』。
海外原料の場合、大量に水揚げされた魚をそのまま急速凍結し、加工工場に運びます。


そして加工する際に解凍し、フィーレ(三枚おろし)等に加工され、さらに冷凍。
その後国内に運ばれ、フライ用などの様々な製品にされます。
場合によってはこの後にもう一度冷凍されます。

冷凍に関する記事(プロトン凍結の記事、氷水解凍の記事)でも書かせていただきましたが、冷凍すると細胞が壊れ、旨み成分が流出します。
それは冷凍回数にも依存していて、回数が増える度に細胞が壊れ、旨み成分の流出も多くなってしまうのです。


あの冷めた後のパサパサ感は、細胞が壊れすぎてしまって水分も抜けてしまっている為だったのです。
※あくまで一例で、国内原料でも冷凍回数の多いものは存在します。

ちょこっと弊社の自慢


水産業の私たちが普段、家庭で食べている白身魚フライはもっと美味しい!
そんなタラフライを是非とも多くの人に食べてほしい、、。

という想いから、前浜(相馬)であがった真鱈でタラフライを作っています。
生の状態で製品にして、冷凍回数も1回のみ。
しかもプロトン凍結機を使った特殊凍結です。
白身魚フライファンの皆さん、是非とも弊社のタラフライを召し上がってみて下さいね。

まとめ


結局、海外原料の白身魚フライの味が劣化してしまうのは、お魚のせいではなく、その間の冷凍回数にあったのですね。
しかし、それでも美味しい白身魚フライ、、、。


是非、弊社の私たちが普段食べているような白身魚フライ、是非ご賞味くださいませ^^

当店のタラフライ

タラフライ販売

オンラインショップにて当店の拘りタラフライを販売しております!

是非のぞいていって下さいませ♪

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