こんにちは!震災後Uターンして水産の世界に飛び込んだヒロヨシです。
皆さん、メヒカリはご存知ですか^^
つぶらな瞳をした、なんだか可愛いお魚ですね。
メヒカリは福島県いわき市の魚にもなっている、常磐を代表するお魚です。
ほんの20年ほど前まで雑魚の類として扱われていましたが、近年再評価されているんです!
キロ単価は10年前よりも確実に高値になってます。
今回はそんなメヒカリの魅力に迫りたいと思います!
目次
美味しい深海魚、メヒカリとは
メヒカリの基本情報
メヒカリは水深200~600mの海域に生息している深海魚です。
特徴は緑色に光る大きな目で、通称の語源となっています。
正式名称をマルアオメエソ、アオメエソ。
主に関東以北で多く水揚げされるのがマルアオメエソ、以南で多く水揚げされるのがアオメエソです。
一般的に区別は殆どされず、『メヒカリ』の名前で流通しています。
【魚好き必見】深海魚を食べる!実はこの魚、とっても美味しいんです
でもご紹介いたように、ほんの20年前までは雑魚の類とされ値段が付きませんでしたが、
現代人の味覚の変化により再評価されているお魚です。
メヒカリの味
メヒカリは脂が強く、とろけるような柔らかさが特徴の白身です。
また、骨も柔らかいので、唐揚げや天ぷらにすれば骨まで食べられる事も魅力です。
癖も少なく食べやすいので、お子様からお年寄りまで幅広い方々に愛されています。
下処理の方法
メヒカリは骨ごと食べられるので、下処理も簡単です。
下処理の方法としては、『鱗をとる』だけです。
一度に大量のメヒカリの下処理をする場合は、竹ザルなどに入れて振ると簡単に鱗をとる事ができます。
内臓が気になる場合
内臓が気になる方は、頭を落として内蔵を除去しましょう。
アオメエソ(関東以南で水揚げされるメヒカリ)の方が骨が硬いので、産地を見て頭を除去するか決めるのもアリです。
食べ方
唐揚げ
メヒカリの一番ポピュラーな食べ方が唐揚げです。
骨ごと食べられるので、下処理をしたメヒカリに片栗粉と塩をまぶしてあげるだけ。
カルシウムたっぷりでお子様にもオススメです。
刺身
新鮮なメヒカリが手に入ったら刺身にしてみましょう!
脂の多いメヒカリは、まるでトロのようにお口の中でとろけちゃいます。
▼動画にてメヒカリのお刺身の作り方を紹介しています▼
余った骨は、骨せんべいにすると超ウマです♪
一夜干し
メヒカリは干す事によって旨みが凝縮します。
是非丸干しにして食べてみましょう。
作り方
①5%程の塩水に30分漬ける。
②風通しの良いところで干す。干し網が無い場合は、竹串を口にさして並べると良いですよ♪
③表面が乾いて皮がつっぱった感じになったら食べごろ!
オンラインショップにてメヒカリの一夜干し、販売しております!
南蛮漬け
メヒカリの唐揚げ作りすぎて余っちゃった、、、。
そんなときは南蛮漬けにしてみましょう。
醤油、みりん、酢、酒で作ったタレと、玉ねぎやピーマンと一緒に漬けるだけです。
数日は日持ちするのでとっても便利ですよ。
材料
メヒカリ・・・180g
タマネギ大・・・1/2個
パプリカ・・・1/4個
サラダ油・・・適量
小麦粉・・・適量
★酢・・・大さじ4
★酒・・・大さじ4
★めんつゆ・・・大さじ4
★鷹の爪・・・1本
★にんにく、しょうが・・・お好みで
作り方
①メヒカリを唐揚げにする。あまって冷めてしまったものでもOK!
②玉ねぎ、パプリカは千切りにする。※玉ねぎは水にさらしておく。
③★調味料を合わせてフライパンで火にかけ、アルコールを飛ばす。
④調味料を熱いままメヒカリにかけ、荒熱をとったら冷蔵庫で2時間以上寝かして完成!
まとめ
常磐を代表するお魚のメヒカリ、いかがでしたか^^
近年スーパー等での取り扱いも増えてきたので、見かけたら是非食べてみて下さいね♪
その見た目からは想像できない味ですよ~!!
それでは良いお魚ライフを~>゚))))))))))))))))>=<
水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!