皆さんこんにちは!震災後、東京からUターンして水産の世界に飛び込んだひろよしです!
突然ですが、カニはお好きですか^^?
水産物の中でも屈指の人気を誇るカニ。
ぷりっぷりで極上の味に恋焦がれているカニファンの方も少なくないのではないでしょうか♪
そんなカニですが、実は世界で5000種、
日本だけでも1000種ものカニがいるんですよ!
今回はその中から、えりすぐりの美味しいカニをご紹介いたします^^
目次
カニを徹底解明
カニの定義
カニ、とは十脚目短尾下目(別名:カニ下目)に属する甲殻類の総称です。
味が良いものが多く、私達の生活にも欠かせない水産物ですよね。
その種類は約5000種。
全長が数ミリのものから、脚の両端まで3mを超すタカアシガニまで、多種多様のカニが存在します。
カニといったら『横歩き』ですが、ミナミコメツキガニは前歩き、アサヒガニ科やカラッパ科のカニは後ろ歩き、など歩き方まで多種多様なんですよ^^
タラバガニはヤドカリの仲間
冬の風物詩、英語でKingCrab(カニの王様)と呼ばれるタラバガニですが、実はカニの仲間ではありません。
上記でもご紹介したようにカニは十脚目短尾下目のものを指すのですが、タラバガニは十脚目異尾下目。
なんとヤドカリの仲間だったのです。
足の数を見ても、8本しかありません。
ちなみに沖縄の宮古島等で食べることの出来るヤシガニも、タラバガニと同じ十脚目異尾下目です。
食べて美味しいカニの種類
お待たせしました!それでは日本でもポピュラーで食べて美味しいカニをご紹介いたします!
人気No1!ズワイガニ
日本のカニ、といったらまずこのズワイガニを思い浮かべるのではないでしょうか。
カニ道楽の看板にもなっているあのカニですよ^^
カニの中で最も旨いとされ、日本海側では観光資源としても重要な存在となっています。
タラバガニを大味で食べ応えがある、とするならば、ズワイガニは繊細で上品な味が特徴のカニで、湯でガニ、焼きガニ、刺身等、どれをとっても絶品。
カニミソも濃厚な味わいで、まさに冬の味覚の王者です。
また、メスを香箱カニやセコガニと呼ばれ、内子や外子(卵)を楽しむ事ができます。
最近ではメディアに取り上げられることも多く、関東圏でも知名度が上がってきました。
各地のブランドガニ
・松葉ガニ
島根県、鳥取県、兵庫県、京都府で水揚げされたズワイガニを総称して松葉ガニと呼ぶ。
・越前ガニ
「越前ガニ」は福井県の地域団体商標に登録され、「三国港」と刻まれた黄色いタグをつけて出荷される。 皇室にも献上されている特上品。
・間人(たいざ)ガニ
都北部の丹後半島・丹後町間人の間人港で水揚げされたズワイガニ。
・津居山ガニ
兵庫県北部、豊岡市の津居山港で水揚げされたズワイガニ。
・加能ガニ
石川県沖で漁獲され、橋立漁港や金沢港など加賀や能登で水揚げされたズワイガニ。
カニ界最高峰のミソ!ケガニ
ズワイガニと人気を二分するのがこのケガニです。
ズワイガニよりも漁獲量が少なく、カニの中でも最も高価とされます。
その突出した魅力はカニミソ。
カニ類の中でも最高峰といわれており、旨み、濃厚さもピカイチです。
身もボリュームこそズワイガニに劣りますが、甘さが強く絶品。
ミソと身を混ぜて食べれば、もう言うことありません、、(じゅる)
カニミソの入った甲羅に日本酒を注いで、甲羅酒としゃれ込むのも良いですね^^
内子の濃厚さ!ワタリガニ
正式名称をガザミというカニ。
足がオール状になっており、遠くまで泳げる事からワタリガニの通称がつきました。
旬は冬~初春。
この時期のメスのワタリガニは内子(卵)をたっぷりと抱えており、その濃厚さはカニの中でも郡を抜いて濃厚です。
身は淡白ながらも、甘みを長く感じる事ができます。
お値段は上記のカニよりも少しお安めなのも魅力のひとつ。
中華や、パスタ、ケジャン(韓国料理)などの料理に使われる事も多いカニです。
※写真はケジャンです。
リーズナブル!ヒラツメガニ
相馬では甲羅の模様からエッチガニという異名をもつカニです。
輸送の弱さや、纏まって水揚げされない事から、とてもリーズナブルなお値段で取引されています。
首都圏のスーパーで見かける事は少なく、もっぱら地元で消費されてしまいますが、カニの旨味が強く非常に美味しいカニです。
食べ方は、汁物にしたり、甲羅ごと砕いて出汁に使ったり、ワタリガニ同様パスタにしたりと用途は多種多様。
殻がとても柔らかいカニなので、エラと甲羅だけ外して唐揚げ、なんて食べ方も出来ちゃいます。
直販センターなどで見かけたら、是非食べてみて下さい^^
まとめ
美味しいカニの種類、いかがでしたか^^
ここで上げたカニはほんの1部で、世界にはまだまだ美味しいカニが存在します。
それぞれの一長一短も、食を楽しくさせてくれますね♪
是非いろいろなカニにチャレンジしてみて下さいね!
それでは良いお魚ライフを~>゚))))))))))))))))>=<
水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!