皆さん、今日は!震災後、相馬にUターンして水産の世界に飛び込んだヒロヨシです!
皆さん、イカは好きですか^^?
塩辛やスルメなど、イカの加工品も多く、我々の生活に欠かせない存在となっていますよね。
突然ですが、このイカ、捌けますか、、、?
イカを捌きに苦手意識を持つ初心者の方々、ご安心ください。実は、イカの捌き方は意外と簡単です。スーパーで売られているイカも、捌かれていないイカを購入する方がお買い得です^^
私が水産業界に入った最初に覚えたのもイカの捌き方でした。
今回は、一番手に入りやすいスルメイカの捌き方を詳しくご紹介します。
目次
イカの開きの作り方
イカの捌き方には開きとつぼ抜きがありますが、今回はオーソドックスな開きをご紹介します!
つぼ抜きはまたの機会に。
イカをばらす
イカを手に持ち、逆刃にした包丁を筒の中に入れながら開きます。
筒のような呼吸口が付いている方が上です。
逆刃にする事で、肝が傷つきづらくなります。
開いたら、胴をとりはずします。ゲソ部分を持って、反対方向に持ち上げると簡単に取ることが出来ます。
ばらせました!
身の処理
骨を抜き、エラや薄皮などを取り除きます。
反対側にある二つの突起を切ります。これがあると食感が悪くなっちゃうのです。
身の下数ミリを切り落とします。
下の切り落とした部分から、キッチンペーパーでゴシゴシとこすり皮を向きます。
身の処理が終わりました!
ゲソの処理
ゲソと肝を切り離します。
目の少し下を切って、くちばし(クリーム色の部位)が少し見えるくらいまで切ると後の処理がやりやすいです。
一番短い足2本の中心に包丁を入れ、くちばしをとります。
回転させながら、そげ落とすように捌くのがコツです。
一番長い足の先っちょを切ります。
この一番長い足、食感が悪いので私は切っちゃいます。
ゲソは、このままだと吸盤が口に残ってしまうので、塩もみします。
ジャリジャリというくらい、多めにいれます。
吸盤のぽつぽつが取れます。
その後、塩を洗い流します。
ゲソの処理完了
肝の処理
先端の色が違う部分、黒い墨袋を取り外します。
手で簡単にとれます^^
肝は塩辛や腑煮などで食べると美味しくお召し上がりいただけますよ♪
軽くふり塩をして寝かしてやると、水分と一緒に臭みも外へ出るのでオススメです!
刺身で食べられるイカの見分け方
番外編で、『スルメイカ』の鮮度の見分け方をご紹介いたします!
スルメイカの鮮度の見極め方はズバリ色です。
水揚げ直後から
透明⇒赤茶色⇒白
と変化していきます。
生食するならば、赤黒いものを選びましょう!
まとめ
皆さん、イカの捌き方についての理解は深まりましたか?意外と簡単ですよね。
スルメイカだけでなく、ケンサキイカやヤリイカも同じ方法で捌けます。
是非、自宅でイカの捌き方に挑戦してみてください。
水産加工会社の2代目/フードコーディネーター
震災後の2014年に東京からUターンしてお魚屋さんになりました。 お魚の雑学や、お魚を使ったレシピ等、「魚」にまつわるコンテンツを日々発信中!