サメガレイの基本を魚屋が解説|カレイ界屈指の脂乗りを食べてみよう

みなさん、今日は!震災後Uターンして水産の世界に飛び込んだヒロヨシです。
相馬の海は数多のお魚が水揚げされますが、その中でも目を引く水揚げ量を誇るのがカレイ類です。

相馬のヒラメ、カレイ類は全国屈指の水揚げ量を誇っていたのですよ^^

そんなカレイ類の中から、今回はこのカレイをご紹介します!!

サメガレイ

ドーン!
このカレイ、その名も『サメガレイ』といいます。
ウロコがサメのようにザラザラしてるので、その名が付きました。

見た目のインパクトもなかなかですね(笑)

しかし!
見た目に惑わされること無かれ。
実はこのカレイ、すっごく美味しいカレイなのです♪

サメガレイとは

サメガレイの基本情報

サメガレイ


私たちの浜、相馬では『ホンダボウ(ホンダガレイ)』と呼ばれています。

特徴はその名の由来となっている、ザラザラの鮫肌。
ザラザラの皮を剥がされた状態で市場に出荷されるのですが、この皮を剥くのが結構大変です。

新鮮であれば新鮮である程皮が剥きづらく、女性にはちょっと辛いほどの力を要します。

主な産地は、北海道、三陸、福島。

味は凄く良いのに、見た目の悪さと加工の面倒さから安値を付けられてしまっている可愛そうなお魚です。

捌き方


サメガレイの人気が薄い理由の一つに、【捌くのが大変】という事があります。
この厳つさを醸し出している皮を剥ぐのが、本当に大変なんですよ~^^;

それでも自分で捌きたい!!
という猛者の方の為に、一応捌き方を乗せておきますね。

サメガレイ

相馬では初春からまとまった水揚げがありますが、だいたい冬~初夏までが美味しい季節です。

美味しい季節が長いのもサメガレイの魅力の一つですね。

オススメの食べ方

お刺身

サメガレイ刺身

皆さん、カレイの味ってどんなイメージがありますか?
恐らく、淡白な味がぱっと浮かぶと思います。


しかしこのサメガレイ、カレイの常識を打ち破るほどの脂を持っているのです!
お刺身で食べれば、噛めば噛むほど脂が広がり、その脂の甘さにうっとり。

しかし、鮮度劣化の早いサメガレイ。市場で出ているサメガレイの殆どが刺身に出来ないものばかりです。

お刺身にチャレンジする場合は、担当のお魚屋さんに必ず確認してくださいね。

煮付け

サメガレイ味噌煮

醤油が多いカレイの煮つけですが、事サメガレイだけは味噌味がおすすめです。

濃厚な脂が、味噌の旨味に負けないんですね!

僕はチーズを乗っけたりして食べる事が多いです。

ちゃんちゃん焼き

サメガレイちゃんちゃん焼き

知る人ぞ知る美味しい食べ方、ちゃんちゃん焼きです。
ホットプレートの上に野菜を敷いて、その上に味噌を塗ったサメガレイを焼きます。
サメガレイの脂が野菜に絡んで、すっごく美味しいです。
しょっぱめの味付けにして、ご飯と一緒にほおばりましょう。

まとめ


見た目は厳ついけど美味しいカレイ、いかがでしたでしょうか^^
市場等で見かけたら見た目に慄かずにチャレンジしてみて下さい。

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